読み終えてしばらく経ちました。
『博士の愛した数式』小川洋子さん著文庫で読みました。義妹に借りて。
以前も記事に書きましたが、
映画のイメージばかり先行して、原作があると気付きませんで

だもんで、読んでる間中、ずっと頭の中を寺尾聡さんと深津絵里さんの顔がチラチラ。
でもね、お2人のイメージがピッタリでした。
読んでいて、「あぁ、映像だとこんな感じかな?」って想像しながら読めて、
すごく良かったです。
読み終わって、映画見たいな〜と思いました。
内容的には、私の大の苦手な数学のお話や数字の羅列、
そして、あまり詳しくないプロ野球チーム阪神タイガースの選手の名前、
そういったものが随所に出てくるもんで、「んん〜・・・?」と。(笑)
本を読むのが早いほうなのですが、今回、ますます早かったです。フフ。
その2つのことが話の柱にはなってくると思うのですが、
理解はなんとなくでも、ついていける話にはなっていることは確かです。
記憶が80分しかもたない博士と、家政婦とその子供の間で、
深い愛情とも友情ともいえる絆が結ばれていく。
結構淡々とした話でしたが、
文章が柔らかくて、温かくて、表現も面白く、読みやすかったです。
そして「どうにもならない」切なさが胸に響きました。
子供がキーパーソンといった感じなのですが。
私、自分に子供がいなかったら、「面白さ」は半減してたかも。
記憶が80分しかもたないなんて・・・。
想像しても想像つかない。
日々、嫌なことばかりな人や愛も友も何もいらない人にとっては、
すご〜く都合の良いことかもしれないけど、
日々楽しくて、愛も友も大切で、全てのことがかけがえのないことだと思っている人
(私はもちろんそうだけど、普通はそうだと思います)
にとっては耐えられないことだと・・・。
当たり前だけど、読みながらそんな風に感じました。
「記憶」できるって素晴らしい。